現在、母の所有の空き家があります。母が自分の退職金でリフォームし住む予定でした。

 現在、母の所有の空き家があります。母が自分の退職金でリフォームし住む予定でした。しかし、退職直前で病気が発覚し、闘病中です。
 どうしても、リフォームして少しでも長く住もうとしていましたが、もう長くなく住めそうもありません。
 当初は他の誰かが住むとは決まっていませんでしたが、遺言で私に住んでくれということになりました。その際、相続では、リフォーム代+家の価値ということになるのでしょうか。

ベストアンサーに選ばれた回答

gf1420409579お母様、大変ですね。
 さて、「遺言で私に住んでくれということになりました」ということですが、具体的に遺言書にはどのように書かれているのでしょうか。「住んでくれ」と書かれているのであれば、あなたが単に「住む」という行為をお母様が希望しているだけであって、「所有権を相続させる」と解釈するのは困難であると思われます。

 また、仮に「所有権を相続させる」と解釈できる場合であっても、それが建物だけのことなのか、土地と建物両方含むのか、前後の文脈を見て検討する必要があると思います。

 そして、もしも、ご質問の内容のとおりであるとしたら、「リフォーム代」に相当する金額をあなたに相続させるというような解釈はできないと思います。

 以上のように、現状では遺言の趣旨が明確ではないと思われますので、公証人に公正証書遺言を作成してもらった方がいいと思います。
 お母様は闘病中とのことですが、公証人は出張もしてくれますので、公証人に相談してみてはいかがでしょうか。もしも公証人の敷居が高いようであれば、お近くの司法書士に相談してもいいと思います。

 なお、参考までに、次のような事例を紹介しておきます

自宅の土地建物を所有していた遺言者が、自筆証書遺言で自宅の住所である「荒川区○○×丁目××番×号をAに遺贈する」という遺言をした事例で、「荒川区○○×丁目××番×号」というのは建物だけのことなのか、土地建物両方のことなのかということが裁判の争点となったケース。

 この事例は、最高裁判所まで争われ、結局、前後の文脈から、自宅の土地及び建物を一体として遺贈したと考えるのが相当であるという結論になりました(平成13年3月13日判決 判例時報1754号88頁参照)。しかし、この裁判は、最高裁の結論が出されるまで、実に7年の歳月を費やしました。

 もしも、この事例で、自筆証書遺言ではなく公正証書遺言が作成されていたならば、遺言書には、間違いなく、「荒川区○○×丁目△△番△の土地及び荒川区○○×丁目△△番地△ 家屋番号△△番△の建物を遺贈する」と書かれて、このように7年も裁判で争うような必要は全くなかった筈でしょう。

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