独身で子供がなく、両親や兄弟もいらっしゃらない方は、遺言作成を検討すべきです

 illust371_thumb  独身で子供がなく、両親や兄弟もいらっしゃらない方、つまり、相続人がいらっしゃらない方について、遺言がない場合には、利害関係人や検察官の申し立てによって家庭裁判所が相続財産管理人を選任します。

 相続財産管理人は財産状況の報告などの相続財産管理をし、債権者や受遺者に対する請求催告、不明の相続人の探索を行います。
 相続人捜索の公告の後6か月を経過しても相続人が現れない場合は相続人不在が確定します。

 相続人不在が確定すると、相続人、管理人に知られなかった債権者・受遺者はともにその権利を失います。相続人がいないと確定した場合、被相続人の特別縁故者は家庭裁判所に申し立てをし、財産の全部または一部の分与を受けることができます。

 特別縁故者にも分与されなかった財産は、最終的には国庫に帰属することになります。

  このように、非常に複雑な手続きを経て、最終的には財産が国のものとなってしまいます。

 しかし、遺言があれば、あなたの意思にしたがって、遺言どおりに財産が遺贈されれます。お世話になった方々へのお礼や、諸団体に寄付を希望される場合には、遺言を作成することが必要です。